社会福祉法人大阪市東成区社会福祉協議会

平成28年度 社会福祉講演会 報告

徘徊~ママリン87歳の夏~
  • 題  名:「徘徊~ママリン87歳の夏~」
  • 開催日時:平成28年12月10日 午後2時~4時(開場:午後1時30分~)
  • 開催場所:東成区民センター 2階大ホール 大阪市東成区大今里3-2-17
  • 参加人数:304名<

今回の講演会は10代から80代まで幅広い世代の方にご来場いただきました。夫婦で来られている方、親子、家族連れでの来場も多く、 “認知症理解”に対して関心の高さを感じました。
映画は地域に見守られ、支えられながら生活している母「ママリン」と娘の姿が描かれていました。朝早くに1人で家を出てしまった時は喫茶店のマスターがモーニングを食べさせてくれたり、夜には娘さんと一緒に近所の居酒屋に行ったりと地域の方との交流場面もありました。ママリンのことを地域の皆さんが知っていて、徘徊した時には近所の方がすぐに気づき、見つけてくれる繋がりがありました。
映画上映会の後には娘、酒井章子さんのミニ講演会もあり、徘徊時の苦労や地域に支えられたエピソード、その後のママリンの現状も話をしてくれました。
章子さんはママリンが徘徊を繰り返した時に警察の方が「何かあったらすぐに探してあげるから。」と言ってくれた一言が嬉しくて、助けられた言葉だったと話されていました。介護をすることは大変なことも多いですが、その中で地域の協力や見守りが力になることを感じられる内容でした。
アンケートでは「認知症の方との関わり方が勉強になった」「地域のネットワークが大切だと感じた。」「大阪人らしい優しさに支えられていた。」等の記述もありました。
今回の講演会では地域できづき・つながり・支え合うことの大切さを考えることができ、また認知症の理解を深めることが出来るものとなりました。

  • 平成28年度 社会福祉講演会の様子
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  • 平成28年度 社会福祉講演会の様子
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